リハビリテーションの語源はラテン語で、re(再び)+ habilis(適した)、すなわち「再び適した状態になること」「本来あるべき状態への回復」などの意味を持ちます。
身体的、精神的、かつまた社会的に最も適した機能水準の達成を可能とすることによって、各個人がみずからの人生を変革していくための手段を提供していくことをめざし、かつ時間を限定したプロセスであると定義されています。言い換えると、『様々な理由で身体に障害を持った人が、その機能を回復して元の状態、またはそれに近いレベルで生活できるよう支援する事』です。
ノーマライゼーションの理念でもいわれるどの人にとっても「当たり前のことを当たり前に」を実現させるという考え方は、リハビリテーションの理念でもあります。
理学療法士22名(非常勤勤務1名)、作業療法士7名、言語聴覚士5名(非常勤勤務2名)、リハビリ助手2名、計36名(2023年4月現在)
曜日 | 時間 | |
---|---|---|
入院リハビリ | 年中無休 ※ | 8:30~17:00 |
外来リハビリ | 月~土(日祝除く) | 9:00~12:30 |
訪問リハビリ | 月~金(土日祝除く) | 13:30~17:00 |
土日祝は回復期リハビリテーション病棟に入棟されている患者様のみ実施しています。
基本動作能力(座る、立つ、歩くなど)の回復や維持、および障害の悪化の予防を目的に、運動療法や物理療法などを用いて、自立した日常生活が送れるよう支援します。
関節の拘縮を予防し、正常な関節可動域の維持を図ります。関節可動域を維持することで日常生活動作能力の改善につながります。
主に筋力・持久力の維持向上が目的です。腰痛や膝関節痛の改善や減量、けがや転倒の予防にも実施します。
寝返りや起き上がり、座位保持、立ち上がりおよび歩行練習などの基本動作の指導・練習を行います。患者様の症状に合わせて訓練の内容を調整します。
牽引療法や電気刺激治療、温熱療法などがあり、主に疼痛の軽減を目的に実施します。
主体的な生活の獲得を図るため,諸機能の回復・維持開発を促す作業活動を用いて行う治療,訓練,指導および援助を行います。生活の基盤となる食事・更衣・入浴等の日常生活活動を獲得するために色々な作業活動を用いて練習します。
食べやすい食器や自助具(例:返し付き皿、ふと柄スプーンなど)を選定し、自立できるように支援します。
ズボンの脱ぎ履きやトイレ後の後始末の練習を行います。ポータブルトイレや手すりを使用した動作の練習も行います。
浴槽への出入りや洗体動作の練習、安全に行うために手すりなどの環境の検討を行います。
調理に必要な一連の動作を確認し、動作の指導や環境の調整(例:片手用まな板、手すりやイスの導入を検討など)を行います。
自宅でうまく動作ができるかどうかをチェックし、手すりの取り付けや福祉用具の選定のアドバイスを行います。
脳卒中などの後遺症としてのことばの障害(失語症、構音障害など)や食べ物の飲み込みの障害(摂食・嚥下障害)を対象とし、患者様に応じたリハビリテーションを実施いたします。
発音の誤り、呂律がまわらないといった症状に対応します。
喋りにくい方、思った言葉が出てこない症状の方に個人に合わせたプログラムを組んで対応します。
記憶・注意などの高次の脳機能について症状に応じたプログラムを実施します。
唇・舌の運動や、食べやすいお食事の設定などを行います。
嚥下障害の評価には嚥下造影検査及び嚥下内視鏡検査を行っています。
嚥下造影検査(VF検査)はX線透視下で、造影剤を飲み込んでもらい、口腔、咽頭、食道の動き、構造の異常、食塊の動きを評価する方法です。
また嚥下内視鏡検査(VE検査)とは鼻咽腔喉頭ファイバースコープを用いて嚥下諸器官、食塊の動態などを観察する方法です。
当院では院内でVF検査を、耳鼻科医の往診によりVE検査を行っています。
嚥下内視鏡検査の様子
〒640-8413
和歌山県和歌山市島橋東ノ丁1-11
電話:073-455-1015(代表)
入院 8:30~17:00 年中無休 ※
外来 9:00~12:30 月〜土
訪問 13:30~17:00 月〜金
土日祝は回復期リハビリテーション病棟に入棟されている患者様のみ実施しています。
外来:日祝
訪問:土日祝